正に秋晴れの訓練日和となった今日、松江市内4か所で先週に引き続き防災訓練が開催されました。
「慣れに勝る熟練はない!」の言葉通り、何回も訓練することで、災害対応は身につくものです。
今日は、八雲町日吉地区の避難訓練を検証に行きました。
地区住民による避難所開設と、災害対策本部での災害情報収集と、要援護者の安否確認等が行われました。
この地区は、初めての訓練と言うことで、参加者も何をしてよいかわからず、言われるとおり避難所に集まってきたと言った感じでした。
訓練終了後講評を申し上げましたが、初めての訓練と言うことから、まずは参加することで防災意識の高まりの第一歩と思っています。
それでは、今後の参考として何点か気のついたところを申し上げたいと思います。
① 避難する時、火の元の点検、電気のブレーカーを切る、戸締りをする、向こう三軒両隣に声をかける。このことがほとんど出来ていませんでした。安否札を使うよう習慣づければよいと思います。「○○は○○に避難しました」
② 何も持たないで逃げる。は鉄則ですが、避難所での生活に最低限の必需品は必ず携行する。常備薬、メガネ、お薬手帳、その他。しかし殆どが手ぶらでした。
③ 避難者は本部で受付をされていましたが、避難してこられなかった人の確認行動がありませんでした。分母と分子が同じになるよう体制を作る必要があります。
④ 屋外スピーカーで情報が流れましたが、丁度死角になり、よく聞き取れない状態の中、誰一人として放送内容を確認に行く人がいなかった。必ず誰かが聞きに行くことが大切。
⑤ 避難者から、「今日の訓練は避難指示が出た時どのようにして避難すればよいかを教われると思い参加したが、とにかく避難して下さいだけであった。」今後研修が必要です。
以上主な内容を示しました。他地区の方も参考にしていただき、次回の訓練に生かして下さい。
お疲れさまでした。