今日島根県松江市において、島根大学生の「きっかけバスしまね」メンバー主催による「きっかけバスしまね報告会とパネルディスカッション」が開催されました。
会場は、「スサノオカフェ」と言う多目的に使えるホール?と言ってよい位カフェにしてはライブもできる広さの所で開催されました。
この「きっかけバスしまね」と言うのは、東日本大震災の後、行政がボランティアを募集し、バスで支援に行く、と言うのを行っています。
正に、そのきっかけを作ることにその名前の由来があり、沢山のボランティアの皆様が東北へ支援に行っています。
今日は、そのメンバーの中でも、島根大学の学生で作る、「きっかけバスしまねのメンバー」が中心となり、企画されたものです。
今回依頼を受けたのは、メンバーの代表である「曳原守君」と言う学生が、私に電話をかけてきました。
内容を聞いたところ、非常に熱心に支援活動を行っていることから、是非協力をすることとしました。
今回の企画は一部、二部形式として、一部は「きっかけバスしまね報告会」で、それぞれが各地域でボランティア活動し、その経験したことのない人生の教訓、励みを感じた素直な気持ちの報告を行い、会場はくぎ付けとなっていました。
二部に入る前に、ミニライブが計画されており、米子市出身のシンガーソングライターの「奈都子さん」の故郷をテーマとしたライブがあり、感動を誘いました。
二部は、非常食の備蓄、非常持ち出し用品についてのパネルディスカッションが行われ、今できること、これから何をしなければならないかが話し合われました。
会場には約50名の参加者があり、非常食の備蓄をしている方はと聞いたところ、6人程度であり、誰も必要とは思いつつ現実と理想はかなり離れていると感じたところです。
私からは、非常食という特別扱い的な考えを持てば、なかなか備蓄できないが、日常使いながら常に一定の物を蓄えることがすなわち「備蓄」であることを伝えました。
仮に、避難所生活しなければならなくなった時には、その備蓄品をリュックサックに入れ持ち出せばいいのです。
備蓄品で必ず考えなければならない物は、①水、②常備薬、③トイレ、④生理用品、⑤粉ミルクです。
今日は、パネラーからとてもいい発言がありました。やはり、その時代その時代に即応した物を備えなければならないということです。
学生代表の「澤谷くん」からは、携帯電話と充電器、「奈都子さん」からは耳栓とアイマスク。
すなわち、自分自身として日頃から大切なものは何か?、言い換えればそのものは非常持ち出しの必要性があると言うことです。是非このところを皆さんも考えて下さい。
パネルディスカッションの進行は、「中村くん」という学生が、的を得た進行を行い、来場者はもっともっと聞きたいと思われたでしょうが、あっという間に時間が来てしまいました。
会場には、島根県、松江市の防災担当者、また市議会議員さんも参加され、官民一体となった取り組みに大いに感謝したところです。
若者が自らボランティア活動するのみならず、率先して地域住民を守るきっかけを作ってくれていることに、「このような若者がいる限り日本将来も希望が持てる!」と思ったところでした。
今日はアドバイザーとして参加する催し物の中で、特に印象に残る内容でした。ガンバレ学生諸君!!ありがとうございました。