» 2014 » 6月のブログ記事

今日島根県松江市において、島根大学生の「きっかけバスしまね」メンバー主催による「きっかけバスしまね報告会とパネルディスカッション」が開催されました。

会場は、「スサノオカフェ」と言う多目的に使えるホール?と言ってよい位カフェにしてはライブもできる広さの所で開催されました。

この「きっかけバスしまね」と言うのは、東日本大震災の後、行政がボランティアを募集し、バスで支援に行く、と言うのを行っています。

正に、そのきっかけを作ることにその名前の由来があり、沢山のボランティアの皆様が東北へ支援に行っています。

今日は、そのメンバーの中でも、島根大学の学生で作る、「きっかけバスしまねのメンバー」が中心となり、企画されたものです。

今回依頼を受けたのは、メンバーの代表である「曳原守君」と言う学生が、私に電話をかけてきました。

内容を聞いたところ、非常に熱心に支援活動を行っていることから、是非協力をすることとしました。

今回の企画は一部、二部形式として、一部は「きっかけバスしまね報告会」で、それぞれが各地域でボランティア活動し、その経験したことのない人生の教訓、励みを感じた素直な気持ちの報告を行い、会場はくぎ付けとなっていました。

二部に入る前に、ミニライブが計画されており、米子市出身のシンガーソングライターの「奈都子さん」の故郷をテーマとしたライブがあり、感動を誘いました。

二部は、非常食の備蓄、非常持ち出し用品についてのパネルディスカッションが行われ、今できること、これから何をしなければならないかが話し合われました。

会場には約50名の参加者があり、非常食の備蓄をしている方はと聞いたところ、6人程度であり、誰も必要とは思いつつ現実と理想はかなり離れていると感じたところです。

私からは、非常食という特別扱い的な考えを持てば、なかなか備蓄できないが、日常使いながら常に一定の物を蓄えることがすなわち「備蓄」であることを伝えました。

仮に、避難所生活しなければならなくなった時には、その備蓄品をリュックサックに入れ持ち出せばいいのです。

備蓄品で必ず考えなければならない物は、①水、②常備薬、③トイレ、④生理用品、⑤粉ミルクです。

今日は、パネラーからとてもいい発言がありました。やはり、その時代その時代に即応した物を備えなければならないということです。

学生代表の「澤谷くん」からは、携帯電話と充電器、「奈都子さん」からは耳栓とアイマスク。

すなわち、自分自身として日頃から大切なものは何か?、言い換えればそのものは非常持ち出しの必要性があると言うことです。是非このところを皆さんも考えて下さい。

パネルディスカッションの進行は、「中村くん」という学生が、的を得た進行を行い、来場者はもっともっと聞きたいと思われたでしょうが、あっという間に時間が来てしまいました。

会場には、島根県、松江市の防災担当者、また市議会議員さんも参加され、官民一体となった取り組みに大いに感謝したところです。

若者が自らボランティア活動するのみならず、率先して地域住民を守るきっかけを作ってくれていることに、「このような若者がいる限り日本将来も希望が持てる!」と思ったところでした。

今日はアドバイザーとして参加する催し物の中で、特に印象に残る内容でした。ガンバレ学生諸君!!ありがとうございました。

6月14日の土曜日八雲町熊野全地域対象の防災研修が開催され、「梅雨に備える」と言うタイトルで講演しました。

山陰中央テレビの取材も受ける中で、今年の梅雨の傾向、土砂災害のメカニズムと発生確率、日頃の危機管理をどのようにすべきか、等についてお話ししました。

私の予想確率は、約8割程度と結構的を得ているものですから(自己判定基準)皆さんにはある程度信頼いただいていると感じています。(ありがたいことですが責任があります。)

研修が終わり、家に帰って一段落していたら、電話が入り、「今日初めて話を聞いて、心配になりました。ハード対策で○○○の工法がありますが、検討いただけないでしょうか。私たちの地区はどこにも逃げる安全な場所がありません。」

何気なしに今まで生活してきて、近年の大規模災害が、いつわが身に・・・・という不安が出てきたのでしょう。

一瞬にして財産をなくす大規模災害。日頃からの考えを変える必要を皆さんが持って頂ければいいのですが。

はっきりと言えることは、「自然には絶対に勝てない!」と言うことです。

自然災害の未然防止はできませんが、最大限の対応は可能です。勿論一番大切な「命を守る」ことは100%可能です。

防災研修が地域の担い手になったことありがたく思っています。

考えを変える?いつから?今でしょ!

参考

今年の梅雨の傾向

梅雨入り6月4日、梅雨明けは平年より1週間程度早まるとみています。大体7月15日頃かな。

特徴的には、男性的(空梅雨ではなく、集中豪雨的梅雨)な梅雨とみています。

また、寒暖の差がかなり激しく、特に日中と早朝夜間の気温の差が大きいとみています。農家の方は稲の「いもち病」が発生しにくい天候と見ていますので安心してください。

従って、体調を崩す方が出ると思いますので、体調管理はしっかりとして下さい。特に朝晩寒いと見れば、我慢せず、暖房を入れて下さい。

最後に梅雨明け後にも集中豪雨的地球環境となっていますので要注意を!

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