熊本地震から学ぶパート2として今回は、「熊本地震の教訓」を載せたいと思います。
熊本地方の皆さん、地震被害に追い打ちをかけるように梅雨前線の影響で豪雨災害が発生しお見舞い申し上げます。
教訓
① 避難者が、避難所へ殺到したため、毛布、食料と言った救援物資が不足し、初動時の避難者受け入れ体制を今後どのようにするか。
② 震度5以上の強震が、発災14日以降5月19日まで19回発生しており、家の中での生活恐怖心から車での避難者が非常に多く、エコノミー症候群が多発
した。
③ 被災された殆どが、地元で大規模地震が発生することを考えていなかった。
④ 避難所での避難者への食糧が供給できなかった。発災当初は、1日パン1個、500ccペットボトル1本のみであった。
⑤ ペットの避難所がなく、飼い主と一緒に避難した人は、外に近いロビー等に身をおいた。
⑥ 警察官の巡視で、「戸締りをしてから避難して下さい。」との呼びかけがあったが、戸締りが出来ない状態であった。
⑦ コンビニエンスストアーでの食糧等調達は、補充が効かないシステムであるため、売れ切れ状態となる。
⑧ ライフラインが寸断され、特に夜間は懐中電灯は絶対必要である。
ガスは、卓上コンロでの煮炊きが出来た。
水は、ペットボトルの供給も出来なく、備蓄の必要性を痛感。
⑨ 情報収集のためのラジオの必要性を痛感。
⑩ 被災者宅の空き巣狙いが多発した。
⑪ 車での避難生活中、余震により骨折した人が発生した。
⑫ ペットのパンパースの必要性があった。
⑬ 避難所における女性専用の仮設トイレの重要性。
⑭ 専門家によれば、今回の地震は想定外であったとは言えない。
今回発生した地震の今後の連動性について
大分県で発生した地震は、熊本地震の余震とみられており、一部で懸念されている、中央構造線断層帯に沿って東の方へ移っていくのではないかと
のことについては、今の時点では考えられない。
今回の地震が、他地区での地震発生に影響があるかについても、直接的には考えにくい。
以上避難者アンケート結果からでした。