今日(10月5日)島根県雲南市加茂町の「ラメール」というホールで、西日本電信電話株式会社の「安全大会in島根」が開催されました。
この大会は、午前の部、午後の部とに分かれ、午前中が式典(表彰等)と講演、午後が実技指導(柱上転落事故、高所作業車事故、交通事故防止、救急講習等)更には各関連会社による展示コーナーが設けられる等大変大きな大会でした。
この大会にこの度講演を依頼され「事故を起こさない安全対策」という演題で講演しました。
つい最近も他県で高所作業車による死亡事故が発生したとのことで、関心が高まっており、皆さん大変熱心に聴いていただきました。
どの会社も同じと思いますが、安全管理については、口がすっぱくなるほど言われています。それなのになぜか事故は減りません。
私の今日の話の内容は、依頼された外部講師が改めて作業における安全管理の手順マニュアルを話したところで、これは普段から言われてきていることであり、それを実効性あるものにするにはどのようにすれば良いかのヒントをお話ししました。
まず第一には、「安全管理は気配りから」気が付かない者には安全管理は決して任されません。従って、気配りが出来る人材を多く養成すること。
第二に「防災訓練は形式にとらわれるな!訓練で出来ないことは実災害では絶対にできない!」義務的に訓練をするのではなく、真剣に自分のこととしてとらえ行うことが被害を最小限度に抑えることにつながる。
第三には、「不慣れは慎重に、慣れには落とし穴」不慣れな者は何をするにも慎重に取り組む。慣れた者は必ず落とし穴があるから気を付けろ。
このような考え方は全てに、優秀なリーダーの存在が会社の明暗を分けることにつながります。
優秀な人材育成こそがわが身を守り会社の発展につながることと信じています。
労働災害防止のキーワードは、「一日の終わりには、家族など大切な人があなたを待っている。」座右の銘???にしてみては如何でしょうか。
私は今日の大会を通して、主催者であるNTTの本部長以下幹部の皆様の熱心な取り組みに、大きな事故は防げるものと確信しました。
「会社の発展は事故防止から」ですのでこれからも安全で最先端の通信システムの提供をお願いしたいと思います。
今日は一日ご苦労様でした。
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