» 2015 » 11月のブログ記事

毎週日曜日の午前11時24分からの番組「大助・花子のハテはてな」と言う番組では、大助・花子さんが世の中の色々な疑問に面白おかしく答える「教育番組」です。

この度は、防災について取り上げて頂く事になり、テレビ制作会社から依頼がありました。

今や何が起こってもおかしくないくらい、様々な大規模災害が頻発するようになってきました。

これも、温暖化の影響と、MJO(マッテンジュリアン振動)の発生が大きく係わってきていることは確かとなっています。

しかし、この様な大規模災害、皆さんには大変重要な事柄であることは解っているんですが、なかなか日常の生活の一つとして取り入れていただいている方は少ないのが現状です。

事が起これば、「まさかこんなことにいなろうとは・・。」「こんなはずではなかったのに・・。」との言葉が聞かれるのが現状です。

防災には常に意識を持ち続けてほしいと思っていますが、そのためには、マスメディアで日常的に取り上げていただくことが最も効果が上がる広報手段です。

今回の番組では、阪神大震災の当たり日となる来年1月17日(日)を挟んで3週連続で「地震防災」についての番組となります。

これから収録に入りますので、皆さんには随時ご案内したいと思っています。

どうぞ楽しみにしていてください。

11月21日、松江市全域の保育所の職員さんを対象に保育研修会が各分科会において開催されました。

私に依頼のあったのは、保育現場での危機管理体制分科会で話をして下さいとのことでした。

会場には、保母さん、管理職の方約50名が熱心に受講されました。

私の資料はいつもですが、かなり量が多いため、最近は要点のみ書いた資料を配布するようにしていました。

但し、特に重要なところは、しっかりと書いておくようにしています。

午前中の2時間しっかりと話をしましたが、皆さんは仕事中に直接関係することばかりなので、本当に熱心に耳を傾けていただきました。

研修終了後のアンケートを頂き、殆どの皆さんが、大変参考になった、訴訟事例についてもう少し詳しく聞きたかった、等々意見を頂き、少しでも保育現場での事故が防げるのではと思ったところでした。

しかし、終わった後、一人の受講者から、「資料にないところのメモが書きとめられなかったので、今日話された全てをいただけませんか。」と申し出があり、今回の監事保育園の延長さんが、「希望の方は申し出て下さい。」と言われたものですから、結局全てを差し上げることになりました。

人間の心理はおかしなもので、一人がほしいと言えば次から次へと求められ、資料を印刷された監事保育園の園長さんは大変だったと思います。

実は、パワーポイントで使ったコマ数は80コマを超えていましたので、パワーポイントの資料をA4、1枚に4コマ(これ以上は小さくなりすぎてわかりずらい資料)にしても20ページ以上になるため、使ったパワーポイントの内容全てを文章に書き換え、再度講義の全資料を作りましたが、それでも16ページになったのです。

これだけの資料を印刷して希望者に渡す作業は本当に大変だったと思いますが、少なくとも本日私の話を聞いていただいた保母さん方は、これからは本当の危機管理を持って仕事に携わっていただけるものと信じています。

これからは、希望があれば個別の保育所にも出かけて行きたいと思いますので、遠慮なく申し出て下さい。本当の危機管理とは・・・・。

監事保育所の、ひよし第2保育園 石倉園長さん、乃木保育所 大島所長さん大変お疲れさまでした。

島根県に大きな被害をもたらすとされる津波被害は、島根県地震被害想定調査検討委員会において平成22年10月から2年間かけて行われ、報告書が提出されました。

その後、東日本大震災による大規模津波災害など、今まで考えられていた想定以上の津波が発生し、国においても「何としても人命を守る」という考え方から、中央防災会議で再度検討されることとなりました。

今までは、南海トラフを中心に太平洋側における津波被害想定は国の方で示されていましたが、日本海沿岸については示されていなく、それぞれ各県において独自の考えで被害想定が示されていました。

したがって、島根県と鳥取県では被害想定が違い、特に県境では、住民が戸惑うことになっていました。

国はこのことを受け、国土交通省を中心に、内閣府、文部科学省において、日本海における最大クラスの津波想定モデルを策定し、平成25年1月に「日本海における大規模地震に関する調査検討会」による報告書が示されたところです。

島根県は、これを受けて、平成22年に策定した「島根県地震被害想定調査検討委員会」による報告書を見直すこととし、この度、「島根県地震津波防災対策検討委員会」として2年間かけて検討することとなりました。

委員会のメンバーは次の先生方です。

委員長 河原壮一郎 松江工業高等専門学校環境・建設工学科 教授 土質工学

副委員長 汪 発武 島根大学大学院 総合理工学研究科 教授 自然災害科学

委員 浅田純作 松江工業高等専門学校環境・建設工学科 教授 災害社会工学

〃 岩井 智 広島工業大学大学院工学研究科 教授 建築耐震構造

〃 高橋智幸 関西大学社会安全学部 教授 水災害

〃 遠田晋次 東北大学災害科学国際研究所 教授 地震地質学

〃 林 繁幸 林防災・危機管理事務所 防災危機管理アドバイザー 火災・大規模災害

〃 村上ひとみ 山口大学大学院理工学研究科 准教授 都市防災学

〃 森 信人 京都大学防災研究所 准教授 防災工学

〃 横田修一郎 島根大学 名誉教授 応用地質学

これから、委員会での検討経過を解りやすくこのブログで紹介しますので、参考にしていただき、ご意見がありましたらお寄せ下さい。

では次回楽しみに。

避難指示が発令になっても住民はなかなか避難の行動を起こしません。

何故でしょうか?

今回は、住民の考え、行政の対応方法について「防災コラム」で詳しく紹介しましたのでご覧ください。

災害発生は人間の手では絶対に止めることはできません。

災害が発生した場合に、なんとかして犠牲者をなくす方法を考え、皆さんと共に実効性のある仕組みを作りたいですね。

お問い合わせ


講演依頼、危機管理のアドバイスの他、防災に関するちょっとした質問など、お気軽にご連絡ください。

カテゴリー