今や世の中を震撼させているコロナウイルスによる疾病については、国民皆さまが大変心配されていると思います。
しかし、過剰反応は決して好ましいこととは思いません。
まず、同じ感染症で怖いのが、インフルエンザです。インフルエンザの全国における罹患者は、毎年2000万人を超えます。
そして、亡くなる人は、200人から300人です。これほど感染力が強く、しかも危険なウイルスなんです。
今回の新型コロナは、今までにないウイルスが原因となっていることから、適応薬がないのです。
それで、皆さんが過敏になるのはわかりますが、それを防ぐには、マイナスイオンの多い山の中で、人に接することなく生活すれば罹患はしません。
日常生活の中では、不特定多数が出入りする建物等への出入りは大なり小なりしなければなりません。
まずはそのような環境下で生活していることを認識しなければなりません。
それであればどうすればよいのか。
危機管理の原理原則は、「自分の身は自分で守らなければならない」です。
それを考えれば、どのような対応しなければならないかは、おのずからわかるはずです。
一方行政機関の役割は、基本的に次0の三つの対応をしなければなりません。
① 情報の提供
② 専門的対応窓口の設置
③ 中止、延期よりも、どのようにすれば開催できるかを助言する。
大規模イベントについては、短絡的対応策は、膨大な経済損失がかかることを十分考えなければなりません。
そのためには、中止・延期は十分に検討すべきであると思います。
〇〇から指導があったから中止します。では〇〇から死ねといわれれば死ぬのかといえば、「何訳のわからんことを言っているのか。」と
激怒するんでしょう。今や世間がそうであるなら中止しましょうとの判断は、「保身」の何物でもないでしょう。
そこでは、やめる方向ではなく、実現する方法を考えなければなりません。
卒業シーズンで某学校で卒業式を中止したとの情報が流れました。
何で中止したんだろうと真剣に考える人が何人いるでしょうか。(学校関係者で罹患した人が発生した。というなら別です。)
子供たちは、家と学校のみの生活であるなら、ある程度安心かもしれません。
しかし、休みにはいろいろなところへ出かけています。そうなれば、学校そのものへ通学することを禁じなければなりません。
卒業式と、普段の勉強どこが違うと思いますか。
唯一違うのは、保護者が参列するかしないかでしょう。それがだめとするなら、授業参観も中止しなければならないでしょう。
ほとんどの学校ではそこまで考えてはいません。
卒業式は多数の方が参加する大イベントであるから。中止して、卒業証書は、クラスで渡してしまう。大変な矛盾を起こしています。
そこで、保護者の参加は行わず、子供たちだけの卒業式にするといった考えの学校もあります。
それは、保護者はウイルスを持ってくるということを言っていると同じです。
一生に一度の学生の晴れ姿、実現させることを考えたいものです。
終わりになりますが、一つの判断をするには十の影響力を考えることが「危機管理の基本」です。
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