防災に関心のある方から、「初動対応」とは本来どのような意味を示すでしょうか?との質問がありましたので紹介します。
初動対応とは、まさに「初期の事象にどう対応するか」です。
災害により異なりますが、共通して言えることは、事が起こってからすぐに動き出すことも「初動対応」ですが、事象がおこる直前に対応することが本来の「初動対応」です。
一般的には、事象が発生した直後に速やかに対応するのが「初動対応」と言われていますね。勿論広義でとらえれば一般的です。
たとえば、台風の襲来は、事前に予測できます。進路にあたるところは対策をとりますが、被害が出る前に動き出す。これが本来の初動対応です。
「備えあれば憂いなし」という言葉がありますが、これは、いつ発生するかわからない災害に対し、日頃からの対応の備えですので、このようにいつ発生するとも限らない災害に対する対策は初動対応とは言いません。むしろ、「初動対応」がとれる仕組みづくりと言ったところでしょうか。
要するに、「時機を逸しない対応」が初動対応です。
地震災害、豪雨災害、救命対応、火災、その他各事象により、「何をしなければならないか」を身につけておいてください。