昨日(10日)山口県周南市(徳山)で「周南地区コンビナート保安防災協議会」主催の保安研究会が開催され、講演をしてきました。
本年度は、「徳山積水工業株式会社」様が幹事会社で、本年4月に依頼があった講演会でした。
連絡を頂いたのは保安の担当者の、「廣實(ひろざね)」さんから、「昨年徳山の周南地区海上災害防止協会の総会で講演を聞き、是非今回の保安研究会でもう一度話が聞きたい。」との話でアプローチを頂き、私にとってこれほどありがたいことはありませんので、また違った視点から防災の重要性を話すことにしました。
会員約100名を前にして、今回は、「東日本大震災からの提言」と題して話をする予定でしたが、急きょ今年7月末に発生した、島根県西部、山口県東部の豪雨災害、8月に発生した島根県江津市・浜田市の豪雨災害の現地調査をしましたので、その結果を冒頭でお話をすることにしました。
特徴的だったのは、夜中3時間で150mmを超える猛烈な雨に見舞われた津和野町の考えられないような土石流災害現場を目の当たりにし、改めてゲリラ的集中豪雨の恐ろしさを実感いたしました。
周南市は、特に大きな河川もなく、このような災害に見舞われることはないかもしれませんが、しかし、錦川という周南市の水がめともいえる大きな川を抱えている限り、この川が氾濫すれば、大変な被害が発生することはいうまでもありません。油断は絶対禁物です。
と言ったような内容のお話しをしました。
それから、本題では、歴史的に見ても、大規模地震発生後の4年~5年以内に再び大きな地震に見舞われていますので、特に注目すべき「東海・東南海・南海地震」の脅威に備えることを中心に話しました。
講演も無事終わり、その夜は、主催者の方と食事をともにしましたが、そこで第二弾の後援会となってしまいました。
私的には2時間しゃべってもしゃべりたらなかったのかと反省しています。
せっかくの食事会が台無しになったのではと・・・・・・・・。田村様、廣實様、後藤様勘弁してください。でもいろんな話が出来とても楽しかったです。ありがとうございました。
最後に、今回お世話を頂いた「徳山積水工業株式会社」様の、更なる業績発展と安定操業を祈念して報告とします。