» 2015 » 1月のブログ記事

私にとって、この災害を経験すれば、今後どんな災害が発生しても全て対応出来る力(知力・体力・判断力・決断力)を与えてくれたのが「阪神・淡路大震災」でした。

あれから20年の歳月が過ぎた今年は、いつもの年とは違った新年を迎えました。

消防は、国民の生命・身体・財産を水・火災等あらゆる災害から守ることが使命となっています。

しかし、被災地へ入って不眠不休で倒壊家屋から12名救助しましたが、全て死亡救出でした。1名も生きたまま助けることが出来ませんでした・・・・・。

今でも、あの情景は鮮明に脳裏に焼き付いています。

あの時成人式を迎えたばかりの二十歳の女性は、2階部分が切り離され、2階部分がずれて1階に落ち、1階で寝ていた彼女の身体の真上に落ちてたため即死の状態でした。

実は、私の長女も同い年で、松江で成人式を終え、神戸の学校へ帰ったその時地震に遭ったのでした。

しかし、運命というものは分からないものです。

私の子供は奇跡的に打撲程度で助かったのです。

今では、娘の上の子供が高校生になりました。

防災の仕事をするようになって、数多くの講演依頼の中で地震に係わる内容であれば、どうしても忘れることが出来ないつらい思い出です。

語り部として、災害に対する日頃の備え(心の備え、物の備え)を言い続けています。

未曾有の災害を風化させることなく、次確実に起こるとされている「東海・東南海・南海地震」に、今一度真剣に向き合ってみていただきたいと思います。 合掌。

皆様新年明けましておめでとうございます。

輝かしい新春を家族ともどもお迎えになられたことと思います。

さて、昨年は、全国的に大規模災害に見舞われ、犠牲になられた方には心からお悔やみ申し上げます。

災害のない世界をと思いつつも、自然災害は、多発化の傾向にあり、しかも年々大規模化しつつあります。

地震を見ても、東海・東南海・南海地震、首都直下型地震、空白地帯のあける大規模地震といった現実味を帯びた地震の脅威があります。

火山については、富士山の噴火が現実味を帯びたとか、全国の活火山が活発化する傾向にあります。

その他自然災害は、相も変わらず海水温の上昇から来る集中豪雨は、今年も全国どこかで発生いたします。

このように、身の危険を脅かす災害発生は目白押しと言っても過言ではありません。

昨年私は、「分子の原理」を訴え続けました。

分母(あらゆる災害)沢山存在します。分子の1はいつ皆さんの身辺に襲い掛かってくるかわかりません。

分子の1に誰もなろうと思っている人はいませんが、誰かがなるのです。「分子の原理」を肝に銘じて下さい。

今年はすでに、暖冬といいつつ北日本を中心に豪雪となっています。

実は暖冬には変わりありません。

低気圧が太平洋側で発生することは、暖かい湿った空気をもたらすからです。

しかし、大陸の寒気団が想像以上に強く南下するため豪雪となっています。

冬が過ぎても安心出来ません。今年も台風の当たり年とみています。

どうか皆様この一年、更に気を引き締めてやがて来る災害に備えて下さい。

私の言葉を信じていただければ、確実に犠牲者は減ります。

どうか皆様にとってこの一年本当に良かったと思える一年にしていただくようお祈り申し上げ新年のあいさつとします。

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