本日午後456分頃気象庁から緊急地震速報が流れました。
防災無線がけたたましくなり、携帯電話にも緊急地震速報が告げられ、いったいどのような地震の揺れが来るだろうかと準備に入りました。
すぐさまテレビのNHKを出したところ、甲子園球場では高校野球が行われており、白熱のプレーがなされてはいましたが、誰一人として地震に備える体制をとっていませんでした。
テロップでは、「大きな揺れに注意してください!」と出されているものの、野球は「我関せず」と言ったことでした。
結果的には、地震は体に感ずる規模ではなかったのですが、大会本部の対応があまりにもお粗末でしたので、すぐさま大会本部に確認をとりました。
担当者からは、「地震速報は分かりました。しかし震源地が和歌山県と遠いところから、内部で検討しましたが、問題ないと判断しそのまま試合は続けました。」との回答でした。
選手及び多数の応援者を収容した施設の管理者の危機管理はどうなっているかとこの目、耳を疑いました。
大きな地震につながっていたなら、又は揺れは小さくても、パニックを起こし怪我でもしていたらどう責任を取るつもりだったのでしょうか。
大きな地震に見舞われた日本列島であるにも関わらず、教訓にさえなっていないことを感じ、非常に残念でなりません。
大切な我が子が甲子園いう晴れ舞台で活躍しているのは大変うれしいことですが、身の安全は大会本部が担っているのです。
今回のような「正常化の偏見」をもった組織責任者がいる大会等での安全が非常に脅かされています。大きな警告!を発しざるを得ません。
ちなみに、近畿よりもっと離れた中国地方の島根県でも、すぐに家から外に出て身の安全を図ったとか、座布団を持って対応したとの人々から私の所に多く意見を頂きました。
いつまでたっても犠牲者が減らない大きな原因の一つですね。