阪神大震災の命日にもあたる今日、6434人もの尊い命が一瞬にして犠牲になってしまいました。あれから21年の歳月が流れたんですね。
私たちにはどうすることも出来ない、自然界が引き起こす大規模災害の恐怖に、不安な生活を過ごしているところへ、年明け早々、人が原因の事件、事故が相次いで発生しました。
食の安全世界一と言われる日本において、廃棄処分の食材が世間に出まわることなど誰が思ったのでしょうか。
幸い、それを食べた人に異常が現れなかったのが幸いであったと言えるかもしれませんが、実は症状がすぐに出るのは、むしろ良いと思わなければなりません。
阪神大震災が発生した平成7年に大きな事件と言えば、サリン事件ですね。
地下鉄の車両内でサリンがばらまかれ、多くの方が犠牲になり、また後遺症に悩まされました。
車両はすぐに洗浄され、中和剤処理が施されましたが、サリンの浸透圧は最も強いとされています。
したがって、完全に除染したところで、実は検知できない残留物が残っている可能性が十分に考えられます。
利用する人は、安全と思い普段どおり、何事もなかったように生活するのですが、実はわずかな残留物が手に付着し、それを間接的に口にしてしまうのです。
その後、何かのきっかけで体調が崩れ、病院で診てもらっても、原因がわからないことがあります。
実は体に害のある物資が体内に蓄積され、時間経過とともに体調変化にあらわれてくるからです。
私が思うには、かなりの方がいたんではないかと思っています。
サリンはそれほどまでに怖い毒物なんです。
今回の、廃棄食材についても、今は何事もなくても、悪い物質が体内に蓄積し、体調変化に結び付くことは十分に考えられるからです。
何事もなかったから安心だ、という考えは最も危険な考え方なのです。
それほどまでに大変な事件であると認識して下さい。
取り扱った業者の、目先にちらつく利益により、一番大切な「安全」など全く考えていない、正に危機管理の欠如なのです。
また、一方では、スキーバスの転落事故!
これから、はっきりとした原因究明がなされますが、会社の経営陣の危機管理欠如が、次第に明るみになってきました。
何が、「余分なことは言わないように!」ですか。
私の、危機管理研修を是非受けてほしいと思っています。
犠牲になられた方は帰ってきません。19年間の命だと誰が思ったんでしょう・・・・。
自然が引き起こす災害は我々の力ではどうしようもありませんが、人がかかわる災害は100%防げる!と教え説いています。
会社経営者の皆様、いつでもご相談に応じます。会社存続の危機に陥らないためにも。