19日、島根県安来市の児童クラブで、「危機管理について」講演しました。
学校の放課後の児童を見守る立場のある人に対し、事故を起こさないようにするにはどのようにすればよいか。
また、事故時の対応は如何ににすべきか。具体的事例を紹介しながら話をしました。
どこの児童クラブも、事故対応マニュアルがほとんどといっていいほど策定されていません。
今日の講演のポイントは、次の通りでした。皆さんも参考にしてください。
① 気配りができない人は、危機管理を任せられない。
気配りは、日常生活で養う。
② 今なぜいじめが多いのか、自殺する子供が多くなっている原因について。
子供の健全育成については、3本の柱(親のしつけ・教員の責任・社会の仕組み)が重要である。
③ リスクから目を離すな。
いやなことには正面から向き合わない。自分に有利に物事を考えてしまう。(正常化の偏見)
④ 児童クラブ等でのマニュアル以外に、子供を預かる上での、自らの危機管理マニュアルを策定する必要がある。
⑤ 地震、風水害・火災・一般事故・不審者侵入等それぞれの事案についての対応を具体的に説明。他
2時間の講義に、研修会に参加された皆様は、非常に熱心に聴いていただきました。
「こんなはずではなかったのに」・「え!こんなことになろうとは。」では済まされないという思いになっていただいたことが今日の一番の成果であったと思います。
日本の財産である「子供」を今の責任ある大人がしっかりと支えてやることが、今私を含めて携わる方々の責務であることを深く認識することが最も重要と考えます。
次は、松江市の生涯学習課で、同じような内容で来月講演します。
以上が本日の