6月14日の土曜日八雲町熊野全地域対象の防災研修が開催され、「梅雨に備える」と言うタイトルで講演しました。
山陰中央テレビの取材も受ける中で、今年の梅雨の傾向、土砂災害のメカニズムと発生確率、日頃の危機管理をどのようにすべきか、等についてお話ししました。
私の予想確率は、約8割程度と結構的を得ているものですから(自己判定基準)皆さんにはある程度信頼いただいていると感じています。(ありがたいことですが責任があります。)
研修が終わり、家に帰って一段落していたら、電話が入り、「今日初めて話を聞いて、心配になりました。ハード対策で○○○の工法がありますが、検討いただけないでしょうか。私たちの地区はどこにも逃げる安全な場所がありません。」
何気なしに今まで生活してきて、近年の大規模災害が、いつわが身に・・・・という不安が出てきたのでしょう。
一瞬にして財産をなくす大規模災害。日頃からの考えを変える必要を皆さんが持って頂ければいいのですが。
はっきりと言えることは、「自然には絶対に勝てない!」と言うことです。
自然災害の未然防止はできませんが、最大限の対応は可能です。勿論一番大切な「命を守る」ことは100%可能です。
防災研修が地域の担い手になったことありがたく思っています。
考えを変える?いつから?今でしょ!
参考
今年の梅雨の傾向
梅雨入り6月4日、梅雨明けは平年より1週間程度早まるとみています。大体7月15日頃かな。
特徴的には、男性的(空梅雨ではなく、集中豪雨的梅雨)な梅雨とみています。
また、寒暖の差がかなり激しく、特に日中と早朝夜間の気温の差が大きいとみています。農家の方は稲の「いもち病」が発生しにくい天候と見ていますので安心してください。
従って、体調を崩す方が出ると思いますので、体調管理はしっかりとして下さい。特に朝晩寒いと見れば、我慢せず、暖房を入れて下さい。
最後に梅雨明け後にも集中豪雨的地球環境となっていますので要注意を!
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